エコテックス®スタンダード100は世界トップレベルの安全な繊維製品の証
前回、エコテックス®認証の概要についてまとめてみましたが、
今回は少し突っ込んで、子育て世代に関わってくるであろう、エコテックス®スタンダード100についてまとめてみたいと思います。
☑本記事の内容
●エコテックス®スタンダード100の概要。
●エコテックス®スタンダード100は子育て世代にとって重要な情報です。
エコテックス®スタンダード100を知ることによって、普段の買い物をするときの基準が変わります。
子供のために、環境のためにという思いが芽生えると思いますよ。
それでは見てみましょう。
エコテックス®認証とは世界に通ずる安全の証 世の中の食べ物や日用品には「オーガニック」「無添加」「植物性由来」など ぱっと見ると、安全そうなイメージを浮かばせる言葉がたくさん使われています。 しかし、本当に安全を保証し[…]
エコテックス®スタンダード100とは
エコテックス®スタンダード100とは
350を超える有害化学物質が対象となる厳しい分析試験にクリアした製品だけに与えられる、世界最高水準の安全な繊維製品の証です。
世界中の化学物質のうち、繊維の生産に使用される割合は25%といわれており、
当然その中には人体に有害な物質が含まれてしまうこともあるそうです。
僕たちが当たり前に着ている服は汚染されている可能性があるということですね。
このような繊維業界を変えていこうとしているのが、エコテックス®スタンダード100なんですね。
エコテックス®スタンダード100の【目的】
- 【目的】:有害な化学物質を含む繊維製品を市場から排除し、消費者および製造に関わる人に、安心で安全な暮らしを提供すること
エコテックス®スタンダード100が【規制する有害物質】
悲しいかな、日本では有害物質についての規制は厳しいとはいえませんね。
ヨーロッパ諸国はさすがです。
そんな中、エコテックス®スタンダード100では「350以上の有害物質」について規制を設けています。
繊維業界を変えようとする確固たる決意が見て取れますね。
エコテックス®スタンダード100の【認証対象】
●染色工程等(プロセス認証) : 原反を問わない染色工程のみ、仕上加工工程のみ対象 など
エコテックス®スタンダード100の【認証実績】
認証取得国数:世界106ヵ国、のべ200,000件以上
日本国内、のべ5,200件以上の認証実績 ※2019年6月現在
意識の高いヨーロッパ諸国では、生産者や環境にとっても安心・安全な製品かどうかをきちんと見極め選択する消費が、
常識となりつつあるそうです。
「エコテックス®ラベルがついていないと買わないよ」という購買基準にもなる程だとか。
エコテックス®スタンダード100の【製品レベル】について
4つグループに製品分類されます。
乳幼児のような敏感肌であったり、肌との接触が大きい製品ほど、規制値の基準は厳しくなります。
【class2】肌との接触が大きい繊維製品:パンツ、タイツ、Tシャツ、タオルなど
【class3】肌に直接触れにくい 繊維製品:ジャケット、コート、ネクタイなど
【class4】装飾用途の家具・服飾品:テーブルクロス、カーテン、じゅうたんなど
【class1】36ヶ月未満の乳幼児用の製品類で認証されている製品
日本でも販売されている【class1】認証の製品について紹介します。
【class1】36ヶ月未満の乳幼児用の製品類:ベビー用品、パジャマ、シーツなど
●(株)HPS:Hippopotamus(ヒポポタマス)ブランドのタオル
●IKEUCHI ORGANIC(株):ベビーキャップ オーガニックウール使用
●ベビービョルン(株):ベビーキャリア、バウンサー
●内野(株):ベビーローブ、スリーパー、タオル
まとめ:エコテックス®認証の製品を使ってみよう
エコテックス認証を調べていく中で、たまたま僕も使っている製品がありました。
親しい友人から出産祝いでいただいたものでした。
お兄ちゃんが小さいとき、なぜかこのタオルだけは気に入って、寝るときは抱いて寝てるほどでしたよ(笑)
その友人は健康や環境の知識がある人だったので、赤ちゃんに一番いいものをと選んでくれたんですね。
とっても嬉しかったです。
出産祝いや、誕生日プレゼントにも喜んでもらえるものも多いです。
ぜひエコテックス®認証を一つの購買基準にてしてみてくださいね。
チャオ!